• 歯医者さんが考えて作った入れ歯安定剤 「新ファストン」①
    これが唯一の産地であるインド原産のゴムの木、「カラヤ樹」の樹液を乾燥させた「天然のカラヤガム」です。これを微粒子状に精製し、製品加工したものが「新ファストン」です。この度、製造元のマイヤー化学を表敬訪問した際に、「新ファストン」の生みの親であり、歯科医師の坂梨成次先生のご好意で頂いた「カラヤガム」です。「新ファストン」は私が最も推奨している入れ歯安定剤です。ご使用になられたことのない方は是非、一度...
  • 生体シリコーン「ループ」 咬合圧印象後の発送方法
    咬合圧印象後、咬合面側をアルギン酸で固定し、タッパーに緩衝用の湿ったティッシュを入れて発送します。リライニングの場合、殆どのドクターがティッシュコンディショナーを数日間Krの口腔内で機能させたものを「機能印象」としてラボに発送しているようですが、この方法は決して「最良」ではありません。ティッシュコンディショナーを新製(下顎)義歯に使用した場合、当然、義歯床下粘膜面との適合は悪くないため、ティッシュ...
  • 3MIX法で使われる薬剤
    昨今、世間では「3MIX法」が騒がれているようですが、じつは、このベースとなる「3種混合薬剤を用いた覆髄法」というものが、すでに13年以上も前から存在することは意外と知られておりません。そもそも「3MIX法」は新潟大学歯学部、細菌学教室の星野先生が中心となって開発された手法でして、女性のトリコモナス膣炎の治療に使う化学療法剤のメトロニダゾール、抗生物質のミノサイクリン(後にセファクロルに変更)、シ...
  • 磁性アタッチメントの構造
    上の部分が入れ歯の内面に内蔵される磁性構造体(ネオジム磁石)になります。下の部分が歯の根の部分に入れる根面板です。この上部にキーパーと呼ばれる磁性構造体を強力に吸引する部分がすでに内蔵(鋳接)されてます。...
  • 磁性アタッチメント(GC GIGAUSS C600)
    磁性アタッチメントが歯科領域で使われるようになってかれこれ15年くらいになるでしょうか。現在ではさらなる進化を遂げております。磁性アタッチメントとは、磁石の吸引力を利用して義歯を支台歯に連結する維持装置です(一部説明書より転載)。ジーシーギガウスCの磁石には永久磁石のうちでは最も強力とされているネオジム磁石を磁性ステンレスフレームでシールド(レーザー溶接)加工してあります。磁性アタッチメントの構造...
  • 入れ歯安定剤 「ライオデント クリーム」
    クリームタイプの入れ歯安定剤です。定番のCMC(カルボキシルメチルセルロースナトリウム)が主成分で使われてます。ただこちらの製品はポリオキシエチレンオキシド(説明書きにはそう明記してありましたが...)、たぶんポリオキシエチレンあるいはポリエチレンオキシド(PEO)に類似した化合物かと思われます。PEOを流動パラフィンと作用させることによって界面活性効果を発揮させる狙いがあると推測されます。また、流...

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